我が家のNASは、SupermicroのX10SBAに6TBのHDD4台を乗せてTrueNASで運用している。
X10SBAはオンボードのCeleron J1900が乗っていてTDPは10Wと消費電力は少なくて静かなすばらしいマザーボードなのだが、いかんせんメモリの上限が8GBと厳しい。
わかってはいたが、NASへファイルの転送をすると、ZFSのキャッシュでメモリの空き容量を使い切ったあとはとたんにパフォーマンスが落ちる。
最近だとN100のNAS用M/Bとかも売っているようだが2万円となかなかのお値段。そこまでお金をかけたくないのでWindows11に対応していなくて退役したMINI-ITXのマザーボードを組み込んで転送速度がどこまで伸びるか実験してみよう。
リプレースするM/Bは GIGABYTE製 H170N-WIFI Intel 6世代7世代プロセッサに対応したマザーボード。
確認してみたらCPUソケットのピンがまがっているようだったので、LED付きルーペを使ってピンセットで治す。たぶん問題なし。
最近歳をとってめっきり細かいものが見えなくなったのでLED付きルーペとか超重要。これが1980円で買えるのは素晴らしい。
使用するCPUは、M/Bとセットで買ったIntel i5-7600K。TDPは91WととてもじゃないがNASに使用するものではない。
ただ、実験に金をかけるのも野暮なのでこのCPUを電力制限してパフォーマンスを落として使えないか試してみる。だめだったらTDP35Wのi7-7700Tかi5-7500Tでも中古で買おう。
今回の実験で唯一事前に購入したのがCPUファン。以前使っていたCPUファンは高さがありすぎてNASのケースに収まらない。
ロープロファイルのFANを購入。Thermalright AXP90-X36。高さが36mm
こちらが組み込むNASケース。MINI-ITX対応のケースだが電源がFLEX ATXで250Wしかない。とてもじゃないがi5-7600Kを動かして良い感じはしない。まぁ実験実験。
HDDは3.5インチが4台格納可能
まぁ慣れた手順で組み立てケースに収めるとこんな感じ。CPUファンとHDDエンクロージャーとのクリアランスはこんなもん。悪くないのではないでしょうか。
あとはフロントパネル系のピンを接続して、、、と思ったらこのケース謎にフロントパネルコネクタがばらけていない。
仕方がないのでAmazonでブレッドボード用のジャンパーワイヤーを購入。明日届くので続きはまた明日