各バンドのFT8の周波数に共振周波数をあわせるべく、CHV-5αの調整をします。 伸縮ポールを縮めて、NanoVNAで調整をします。
V型ダイポールというかCHV-5αの調整のしかたは、各バンドのエレメントについているトップエレメントを伸ばしたり縮めたりして行います。
調整のポイントは
トップエレメントを伸ばすと共振周波数は下がる。縮めると上がる。
両方のトップエレメントの長さが極端に違うとSWRは上がる。
なので、いったんエレメントごと外してトップエレメントの長さを揃えてから共振周波数を狙った近辺までもっていき こんどは付けた状態でNanoVNAをみながら微調整するとやりやすいです。その際に左右少しづつ伸ばすとかするとSWRが 上がらなくて良いかと。
結果
調整が終わったので伸縮ポールを伸ばして、IC-7300でSWRを測ってみました。
バンド | FT8周波数 | 実際の共振周波数 |
---|---|---|
7Mhz(40m) | 7.074Mhz | 7.133Mhz |
18Mhz(17m) | 18.100Mhz | 18.139Mhz |
21Mhz(15m) | 21.074MHz | 21.161Mhz |
28Mhz(17m) | 28.074MHz | 28.074Mhz |
28Mhzに関してはドンピシャ。21、28に関してはかろうじてチューナーを使えばQSO可能だったが、7Mhzに関してはNG。 すべて高めになっている。きちんと合わせたつもりがなんでこんなにズレているのか、もしかして20mの同軸が影響しているのかと 考えながらアンテナの説明書をもう一度みてみるとこんな説明が
地上高が低くなる、またはベランダ手すり等の障害物が近接する場合、共振周波数は低い方へ移動します。変化割合:数10KHz
ようは、伸縮ポールを下げてる間は建物や手すりに近いから、共振周波数は低くなっている。 ポールを伸ばしたら、建物から離れるから共振周波数はあがるって事だ。なんてこった。。。
その2に続く